OSI基本参照モデルとは

OSI基本参照モデルとは

ネットワークアーキテクチャは各メーカーごとに様々なものが存在し、
以前は、異なるメーカーや異なる機種同士では通信することが出来ませんでした。
そこで、ISO(国際標準化機構)が中心になって、ネットワークアーキテクチャを
標準化したものがOSI基本参照モデルです。

OSI ⇒ Open System Interconnection(開放型システム間相互接続)


OSI基本参照モデルは、下記のような4つの下位層と3つの上位層に分ける
ことができます。

  ◎下位層

   1.物理層(信号制御)

    コンピュータのデータを、物理的・電気的条件に合わせてビット単位の
    データ転送を保証します。

   2.データリンク層(伝送制御)

    物理的にデータを送信します。

   3.ネットワーク層(経路制御)

    システム名をアドレスに変換します。
    送信ルートの決定、パケット交換などを行います。

   4.トランスポート層(データ転送の保証)

    パケット通信で、エラーなしの配送を保証します。

  ◎上位層

   5.セッション層(交信の仕方と確認)

    システム接続中のアプリケーションがセッションを確立することができます。 
    通信するコンピュータ間の同期を行います。 

   6.プレゼンテーション層(通信のための符号化)

    データをアプリケーション層によって使用可能な形式に変換します。
    プロトコル変換、データの変換および暗号化、データ圧縮管理を行います。

   7.アプリケーション層(通信サービスの規定)

    アプリケーションのネットワークでの使用を可能にします。
    ネットワークアクセス、フロー制御、およびエラー回復を行います。