Ethernet(イーサネット)とは?

Ethernet(イーサネット)は、アクセス制御にCSMA/CD方式を用いる、
物理ネットワークの総称です。

Ethernetは、米Xerox(ゼロックス)社で開発されました。
その後、Intel社などが共同で普及し、現在ではIEEE(米国電気電子学会)にて、
IEEE802.3として規格化されています。

イーサネットでは情報は全て「フレーム」と呼ばれる、長さ60〜1514バイトの
パケットに分割されて転送します。

接続形態はバス型(一本の回線を複数の機器で共有する)と
スター型(ハブを介して各機器を接続する)の2種類があります。

Ethernetの制御の仕組み

CSMA/CDというアクセス制御方式でデータ送受信を制御しています。
CSMA/CDとは「Carrier Sence Multiple Access with Collision Detection」
の略称で、「搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式」と言います。

 

◎AからBへデータを送信する場合

 

パソコンAは自分がこれから使用するバス(回線)が使用されていないか確認します。
使用中でなければ、B宛のパケットを同一バス上にある全てのノード(端末)に
データを送信します。
(※ここでB以外のノードはデータを受け取らないようになっています。)
送信中にバスを監視し、もし衝突の発生を検知したら、データ送信を中断し、
乱数時間後に再送を試みます。