無線ＬＡＮ　（wireless LAN）

ＬＡＮの物理媒体として、電波や赤外線などを利用するＬＡＮ形態のことを言います。

従来のＬＡＮはフロアにネットワークケーブルを敷設せねばならず、オフィスのレイアウト変更時に妨げになる可能性があります。
そこで従来のＬＡＮケーブルの部分を「電波」に置き換えたネットワークが生み出されました。

ケーブルを引き回さずにネットワークを利用できるため、レイアウト変更の多いオフィスや、ケーブル敷設が難しい店舗でのネットワーク利用ではメリットが多いです。
免許不要で利用できる2.4ＧＨｚ帯、あるいは５ＧＨｚ帯の電波を利用するのが主流です。


無線ＬＡＮの二つの形態

○アクセスポイントを設置し、各ノードからアクセスする方法 ⇒ インストラクチャモード

○パソコン同士（無線ＬＡＮカード同士）で通信を行う方法 ⇒ アドホックモード

インストラクチャモードでは、アクセスポイントが必須です。
また、同じ無線ＬＡＮのネットワークを使用するためには、ＥＳＳ−ＩＤという無線ＬＡＮの識別子を設定しなければなりません。
通信制御方式は、ＣＳＭＡ／ＣＡ方式を使用しています。

＜ＣＳＭＡ／ＣＡ方式＞
実際にデータが正しく送信されなかった場合は、受信側からＡＣＫ信号を受け取って判定し、一定時間内にＡＣＫ信号が無ければ通信障害があったと見なして、データの再送信を行います。

＜ＷＥＰ＞
（無線ＬＡＮでは盗聴される危険が高いため）クライアントを認証したり、無線で送り出すデータを暗号化するために文字列の機能のことを意味します。